Saturday, February 28, 2009

フクオカRubyフォーラム2009

フクオカRubyフォーラム2009にいってきた。
羽田から福岡空港に11:30頃。会場までつれていってもらって昼食会。知事をまじえて実行委員会/審査委員のみなさんと。Ruby大賞は、海外から結構応募があって驚いたとか、大賞も結局海外にとられてしまいました とか。自治体のITシステムがベンダーロックインされているのをどうしたらいいかとかそういう話。きれいなインターフェイスをきめて疎結合にしてあればいいんだろうけど、そうじゃないんだろうねえ。
フクオカRubyフォーラム2009はまず主催者と知事の挨拶からはじまり、フクオカRuby大賞の発表。 その後、基調講演。RubyのイベントにGoogleとしてということで、ちょっとawayぎみなんで何の話にするか悩んでたけど、結局 Google Data APIGoogle App Engineで、GoogleのスケーラブルなWebプラットフォームというタイトルにしました。RESTfulなプロトコルをつかうことで、Googleミッションの「世界中の情報を世界中の人がアクセスし、利用できる」ようにしているのがGoogle Data APIで、webアプリケーションの運用・構築をGoogleの強力なインフラ上で簡単にスケールできるようにしているのがGoogle App Engineというかんじのストーリー。Google Data APIについてはちょうどGoogle Data on Railsがあったのでそれを紹介することでちょっとrubyにふれることができた。App Engineはまだpythonのみなのでrubyな人には遠い話なのかもな…「技術のわかる人だけじゃないんで」といわれてたけどわかってもらえただろうか?
その後は、Matzさんの特別講演と受賞者のプレゼンテーション。
フォーラムの後は同じ会場で交流会。

交流会の後、現地の人につれられて屋台のラーメン屋へ。アゴ(トビウオの干物?)、明太イワシとか食べてあと長浜ラーメン+替え玉1。そのあとも芋焼酎とかけっこう飲んでだいぶ遅くなってから西鉄グランドホテルにチェックイン。なんか泊まった部屋はネットもwifiもなくてちょっと困った。
翌日朝7:30頃に起きて朝食くったあと、ネットなくてすることないし昨晩の酒でちょっとだるくて2度寝。10時頃おきてチェックアウトして福岡空港にいってお土産かったりラーメンくったりしたあと羽田へとんで帰宅。

Saturday, February 21, 2009

Release It!

Release It! 本番用ソフトウェア製品の設計とデプロイのためにが発売開始してます。
Ship It!Manage It!に続く第3段。Ship It!は、ソースコード管理やビルド・テストなど開発手法に関する話、Manage It!はプロジェクトのマネジメントはどうすればいいかという話に対して、Release It!では、大規模なシステムを開発・運用する上で考慮すべきことをまとめた本になっています。いわゆる上流工程的な設計をどうするか、実装詳細がシステムにあたえる影響、負荷がかかった時のふるまいがどうなるか、デプロイをうまくやるにはどうしておくべきかなど、ただ単に要求された機能が動作できるシステムを作るだけでなく、安定して運用するために検討しておくべきことがうまくまとめられています。
今回もレビュアーの方々のおかげで、かなりこなれた日本語訳になっています。
装丁も船外活動している宇宙飛行士が「Release It!」というパネルをもっていたりしてかっこいいです。

Thursday, February 19, 2009

Google Summer of Codeアンケート結果

そろそろまた Google Summer of Code 2009がはじまりそうです。月日の経つのは早いものですね。
というわけで去年とったアンケートの結果をまとめてみました。

34 Response
Google Summer of Codeを知っていましたか?
知っていた2784%
知らなかった516%

あなたは?
参加資格のある学生 9 33%
open source/free softwareの開発者 13 48%
(重複あり)
Google Summer of Codeに参加したことがありますか?
学生として申し込んだことがある 2 33%
学生として参加したことがある 1 17%
mentor organizationに所属している/所属していた 1 17%
mentorとして参加したことがある 0 0%
(重複あり)
Google Summer of Codeに参加した人はどこで知りましたか?
Googleのblog 1 8%
mentor organizationでの告知 1 8%
ニュースサイト 4 31%
その他 2 15%
(重複あり)
Google Summer of Codeを参加しようとしなかった人は、その理由はなんですか?
英語の壁 2 8%
申し込みの仕方がわからなかった 0 0%
申し込む開発ネタがなかった 3 13%
open source/free softwareに興味がない 0 0%
$4500もらっても仕方がない 0 0%
結果がだせなくて$4500もらえないリスク 0 0%
気づいた時には締め切られていた 2 8%
開発期間に時間がとれるかどうか不明だった 2 8%
その他 0 0%
(重複あり)
今後、参加してみたいと思いますか?
今のやり方のままでいいので参加したい 10 33%
参加しやすいやり方に変われば参加してみたい 17 57%
参加してみたいと思わない 3 10%

参加しやすいやり方に変われば参加してみたい人はどの点が変われば参加してみたいですか?/参加が増えるとおもいますか?
日本の大学事情にあわせたスケジュールになっていれば 5 24%
日本語で参加できるのならば 0 0%
日本語が通じるmentorがいれば 0 0%
もっと広くアナウンスして見逃さないようにしてくれれば 1 5%
日本 Summer of Code 3 14%
(重複あり)

フリーフォーマット回答から抜粋とその感想は以下のとおり
Google Summer of Codeに参加しなかった理由
自分の能力では恥をかくだけだという不安
やってみないとわからないのでは? 若いうちは恥をかいても得られるメリットがあると思う
特許の懸念があるプロジェクトが多すぎる。ffmpeg等
そのプロジェクトにapplyしなきゃいいんでは?
一緒に開発する友達が居なかった
GSoCは個人でapplyして個人で開発するものです
希望するやり方
行なわれたコミットメントに対して後から支払う
基本的にそうなっていますよ。application通過すれば$500、中間審査にpassすれば$2000、最終審査にpassすれば$2000です。途中でだめだと後はでません。mentor orgには終わった後に最後に支払いがあります。
夏のバカンスシーズンに、いきなり二日以内に答えろとか言ってくるのをやめてくれれば。
(初年度の時はどもかく)スケジュールはだいたいはじまる前に決まっているので、あらかじめ予定をたてておきましょう
その他御意見
問題をもっと明確に定義して,その解決アイディアにお金をはらうようにするといいのではないか(アイデアゴラのように)
問題を明確に定義するのはmentor orgとstudentが協力しあってやりあうことです。GSoCは解決アイデアに金をはらうのではなく、ソフトウェア開発(coding!)に対してです。
私の知っている範囲では、ほとんどのプロジェクトで採用され成功している学生はすでに参加している人です。今まで参加したことがなくて、金に釣られてやってくるような学生には滅多にいい人がいません。SoCに認められるような有名プロジェクトで普段から参加しているような日本人がほとんどいないんですから、こうなるのも自然なことだと感じます。
そうかもしれません…。金についてはバイトできないぶんの補償くらいかなあ。むしろなかなかprojectの中心メンバーとcommunicationしてprojectにはいりこむいいきっかけだと思うんですけどね。GSoCとかに参加しておくほうが就職活動のときにresumeに書けて有利というのがあると思います。(少なくともGoogle SWEにapplyする場合 resume screenはパスしやすくなるような…)
未踏ソフトウェア事業のように、オフラインで行う成果報告会に相当するものがあるといいと思います。
やってるんですけどねー。日本ではfsijがやってますが、日本からの参加者がかなり少ないのであまりもりあがりませんね。もっとアナウンスしたほうがいいのかもしれません。
SoCに参加したいとは思っているのですが,ネタが思いつかなくて躊躇してしまいます.「こういうネタでやってみませんか」という情報が広く伝わると参加しやすくなるのではないかと個人的には思っています.
mentor orgがだしているideas listでは駄目なんでしょうか?
Google DocsでSpreadsheetを使ったFormですが、最近サマリを自動生成する機能がlaunchされたので使ってみました。がサマリだけpublicにする方法がよくわからなかったので、コピペ。