Sunday, September 12, 2010

PPLサマースクール2010: マルチコア時代の新言語

今日は 津田塾大学 小平キャンパス にいってPPLサマースクール2010 : マルチコア時代の新言語でしゃべってきた。
自分のセッションの時に来ていればいいという話だったので昼頃に到着して午前のFortressの話は聞かず‥
話は「プログラミング言語Go」で、Goの設計思想や文法、メモリレイアウトやgoroutine,channelの話など。マルチコア時代の新言語といいつつ、マルチコアなあたりはGoではgoroutineとchannelによるCommunicating Sequential Processesなプログラムが書きやすくなっているので、並行処理のわかりやすい構造のプログラムが書きやすくなっているので、マルチコアを有効に使うことができるというあたりかと。
その後、x10の話を聞いた。聞きながら思ったのは、x10と比べるとGoは言語としてサポートする範囲はだいぶコンパクトなので言語仕様も非常に簡単になっているんだなあということ。x10とかでサポートしている分散処理環境なんかは、Goでは(Googleという環境では) MapReduceとかそういうのでやることであって、Go言語自体ではそこまではやらない(そういうフレームワークが書きやすい/使いやすい言語にしようとしている)ように思った。むしろ、そういう話をいれたほうがよかったのかな。

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